塗装工事に失敗しないために知っていただきたいこと
2015年4月1日から~2018年の1月20日現在までの3年間において、国民生活センターによせられた相談内容を集計した結果、住宅リフォーム関連の工事(※)の相談件数は、37,348件となりました。
※屋根・壁工事、塗装工事、内装工事、電気工事、ガス工事など
そのうち、塗装工事に関する相談が最も多く、28.7%を占める10,713件となります。
ちなみに、2番目に多いのが屋根工事で、こちらも27.3%を占める10,182件となりました。
いずれも外回りの修繕リフォーム工事になります。
また東日本大震災以降には、屋根が剥がれているなどを指摘する点検商法や(特定商取引法に反する違法行為)や※1火災保険を活用した無料リフォーム(刑事罰詐欺罪)、屋根を無料で点検すると言いながら業者自らが瓦を壊して、その写真をあたかも、はなから壊れていたかのような口ぶりで工事を煽るような、あからさまな手口からわかりづらいものまで、あの手この手と増えてまいりました。
こちらは2018年には923件あった相談件数が、2022年には2,885件とやはりうなぎ上りに増えていることが確認できます。
どうして外壁塗装工事は行わないといけないの?
お家は常に日差しや雨・風などの厳しい環境条件下にさらされています。塗装工事を定期的に行わなければ外壁や屋根はすぐに傷みます。雨や紫外線など自然環境から建物を保護する際に、外壁塗装工事・屋根塗装工事による塗膜がお家を守ってくれます。 建物も人と同じで夏に日焼け止めを塗る、雨の日には傘をさす。そうやって紫外線や雨風から身を守ります。住宅も同じで、塗装工事することで劣化を防ぐことが可能です。外壁の平均的な寿命は約10年。屋根の劣化は外壁よりも早く約7年。 塗膜の効力が落ちた状態で使い続けると住宅に更にダメージが重なります。そのお家の寿命が伸びれば、コストパフォーマンスは高くなり、住宅自体の寿命も伸びていくのです。